Journal / Thermal Europe / France

Vittel

滞在する療養水の都市

フランス東部ヴォージュ地方にあるヴィッテルは、 単なるミネラルウォーターの産地ではない。 ここでは水は飲むものにとどまらず、 滞在しながら身体を整える療養文化として都市の構造そのものに組み込まれている。

水を飲む文化から、滞在する文化へ

19世紀、ヨーロッパでは温泉や鉱泉が医療と結びつき、 各地に療養都市が形成された。 ヴィッテルもその流れの中で発展し、 飲泉、散歩、休養、長期滞在を組み合わせた 典型的なフランス療養都市として整えられていく。

公園、療養施設、散歩道、そして水。 それらが一体となり、 身体の回復を目的とした都市環境が作られている。

療養都市としての設計

飲泉文化

ヴィッテルの水は消化器系の療養水として知られ、 医療と結びついた飲泉文化が発展した。

散歩の都市

療養都市では歩くことが重要な治療行為。 公園や並木道が都市構造に組み込まれている。

長期滞在

療養は一日では終わらない。 数週間から数ヶ月の滞在文化が形成された。

都市としての静養

水だけでなく、空気、歩行、食事、休養。 それらすべてが回復環境として機能する。

フランス療養圏の中での位置

ヴィッテルは、 Vichy、Evian、Contrexéville などと並び、 フランス東部の療養都市群を形成している。

それぞれ水質や用途は異なるが、 共通しているのは 都市そのものが身体回復の装置として設計されているという点である。

水は商品ではなく、 都市文化の中心として存在する。

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