Santorini
火山がつくる光の回復環境
Santorini はエーゲ海に浮かぶ火山島である。
ここでは回復環境は温泉でも森でもない。 火山が作った地形と光によって生まれる。
崖の上の白い町、 深い青の海、 強い太陽光。 その極端なコントラストが、身体感覚を都市生活から切り離していく。
火山の地形
Santorini の島は巨大なカルデラである。
その崖の上に町が築かれ、 視界は常に海へ開かれている。
この地形は、 都市の視覚環境を大きく変える。
Santorini の回復条件
光
強いエーゲ海の光が景観のコントラストを作る。
海
カルデラの海が深い青の視界を生む。
地形
火山の崖が都市の視界を大きく開く。
風
海風が島の空気を動かす。
光の療養
地中海文化では、 光そのものが回復環境として理解されてきた。
強い光は身体のリズムを整え、 海と空の色は心理的な開放を生む。
Santorini はその条件が最も強く現れる場所の一つである。
海辺回復文化の極端な形
Monaco が都市型の海辺保養を示し、 Corsica が自然型の回復環境を示すなら、 Santorini は地形そのものが回復環境となる場所である。
ここでは都市の設計よりも 自然の形が生活の感覚を決める。
火山が作った地形と光が、 人の身体の感覚を変えていく。
