Galerie Vivienne
最も美しいパサージュと呼ばれる。モザイク床、書店、アンティーク店が並び、 現在も文化的空気を保つ。
パリのパサージュは、古い商業空間ではない。
歩行・滞在・文化・光が一体化した、都市回復の原型である。
日本の商店街もまた、その原型をすでに持っている。足りないのは、壊して作り直すことではなく、編集の思想だ。
似ている。だからこそ、差がよく見える。
パリのパサージュは、
主に19世紀前半に発達した、ガラス天井・歩行者専用・小商いの連続を特徴とする空間で、オスマン改造や百貨店化などで多くが衰退しましたが、20世紀後半以降に保存・修復・用途更新で再評価されました。
ガラスは単なる意匠ではなく、採光・天候からの保護・夜の演出をまとめて成立させるキー要素です。
日本の商店街との比較軸としては、歩行優先、屋根/被覆、個店の編集、滞在装置、光の質、回遊の設計です。
19世紀初頭、パリには150以上のパサージュが存在したと言われる。
現在残るものは約20。ここでは、その中でも象徴的なものを挙げる。
1823
最も美しいパサージュと呼ばれる。モザイク床、書店、アンティーク店が並び、 現在も文化的空気を保つ。
1799
パリ最古のパサージュ。レストランと小店舗が連なり、 パサージュ文化の原点とされる。
1845
ガラスと鉄骨構造が特徴。近代パサージュ建築の典型。 蝋人形館など文化施設もある。
1847
アンティーク店が多く、静かな雰囲気を持つ。 Jouffroyと連続する構造が特徴。
1828
現在はインド・パキスタン系店舗が多く、 文化の混交を体現するパサージュ。
1825
高さのあるガラス屋根が特徴。 職人工房や小さなデザイン店が集まる。
1827
パリで最長のパサージュ。 かつては文学者や芸術家の拠点でもあった。
1826
中央の円形ロトンダが特徴。 現在は文化研究施設として利用されている。