スパ/SPAの普及活動

当協会では、「リラクゼーションマーケット」の普及において、特にヨーロッパの「スパ」ブランドの誘致、発展を取りまとめております。

スパ/SPAの定義

Sanitus Per Aquae=「水による健康」を語源とするスパ/SPAは、入浴や風呂とは似て非なるもので、昨今、日本各地に派生したスーパー銭湯とも定義やシステムは異なります。
対象地の立地条件として、環境そのものが「水」を中心に一帯の自然と調和が成されていることが前提となり、転地療法の概念のもと、派生した各種療法やサービスが提供されるスタイル全般をSPAと定義します。

代表的な例

「ナチュラルミネラルウォーター」を使用するスパとして、フランスのエヴィアン(evian)やヴィッテル(vittel)、コントレックス(contrex)、ヴォルヴィック(volvic)が代表的な例です。
※日本ではそれらを単なるミネラルウォーターブランドとして捉えがちです。

各種療法

海浜地帯にみられる「海水」を使用したタラソテラピー(海洋療法)は、先進国フランスを筆頭に、特にヨーロッパ各地でその地位を確立しています。
山間地帯にみられる「温泉水」を使用したバルネオセラピー(温泉療法)は、先進国ドイツから医学的な要素を含んで世界各地に広がりました。
いずれにおいても、温浴・水浴をベースに美と健康の維持・回復・増進を目的としたくつろぎと癒しのための様々な施術や療法を総合的に提供されています。

山間地帯~高原地帯では、植物から精油を採取して使用するフィトセラピー(植物療法)やアロマセラピー(芳香療法)が広がりました。
自然環境(気候、高度、起伏、景観等)にそれら自然資源(水、植物等)が融合して、各種療法やアクティビティに提供されることで、インドアだけでなくアウトドアまでサービスの領域を広がります。

更に、その地で採れる旬の食材を健康感をもって提供※できれば、個人のニーズやコンディションに即したレベルの高いWell-beingサービスの提供が可能になります。

※Image: 地産地消、スパキュイジーヌ、LOHAS、ナチュラルミネラルウォーターバー、オーガニックレストランetc…

転地療法とは

日常から環境の異なる地に移動して、滞在しながら保養することを目的とした療法で、気候や地形による刺激と気分転換による心理的効果が期待できます。…more

>>>転地療法

 

タラソテラピーとは

タラソテラピーは、「海洋療法」と訳され、海水、海洋性気候(気温、湿度、日光)、海岸地形、海藻、海泥など海の資源を活用しながら、健康の三要素(運動、栄養、休養)を利用者に提供する療法です。…more

>>>タラソテラピー

 

クアオルトとは

クアオルト(Kurort)は、「療養地」を意味するドイツ語です。ドイツ語の“クア/Kur”=治療、療養、保養のための滞在と“オルト/Ort”=場所、エリアという言葉が合わさってできた言葉です。…more

>>>クアオルト