Architecture
La Gare
La Gare
駅は、音楽の場所にもなる。
かつて人を運んでいた場所に、今は音が集まる。
La Gare は、役目を終えた駅が、 音楽と人の集まる場所へ姿を変えた建築である。
Old Station
駅の記憶は、消えない。
駅とは、移動のための場所である。
出発があり、到着があり、待つ時間があり、 人がすれ違い、また別の場所へ向かっていく。
その役目が終わっても、駅に残る気配は消えない。
La Gare には、かつての駅が持っていた 「人を受け入れる場所」としての記憶が残っている。
駅は、列車が来なくなっても、
人を迎える場所であり続けることができる。
人を迎える場所であり続けることができる。
Re-Creation
La Gare が示す、再生のかたち。
01|駅の器
駅舎は人を受け入れるための建築だった。 その性質は、用途が変わっても残り続ける。
02|音の居場所
移動の音が消えたあと、 そこには音楽が入ってきた。 場所の響きが、新しい文化を支える。
03|集いの継承
駅が担っていた「人が集まる」という役割は、 形を変えて受け継がれている。
Music
鉄道のリズムから、音楽のリズムへ。
鉄道にはリズムがある。
列車が近づく音。 扉が開く音。 人が歩く音。 アナウンスの声。
駅はもともと、音に満ちた場所だった。
La Gare が音楽の場所として生まれ変わったことは、 まったく別の用途に変わったというより、 駅にあった音の記憶を別の形で受け継いだことなのかもしれない。
再生とは、過去を消して新しくすることではない。
場所に残る性質を、別の形で立ち上げることだ。
場所に残る性質を、別の形で立ち上げることだ。
Third Place
移動の場所から、滞在の場所へ。
駅は本来、通過する場所だった。 そこに長く留まる人は少ない。
けれど La Gare では、人は足を止める。 音楽を聴き、語り、時間を過ごす。
移動のための建築が、滞在のための場所へ変わる。 そこに建築再生の面白さがある。
Core Message
場所の役割は、ひとつではない。
駅としての役目が終わったからといって、 場所そのものの価値が終わるわけではない。
建築には、最初に与えられた用途を超えて、 別の時間を受け入れる力がある。
La Gare は、そのことを静かに教えてくれる。
La Gare は、駅の記憶を音楽へ変えた場所である。
